2018年3月3日
告白してもいないのにふられてしまった件〜新人看護師ブログ「めい」〜
告白してもいないのにふられてしまった件
こんにちは!
今年の冬は寒かったですね。。最近では職場と家を往復するだけの生活になっています。そして、今のめいの中では職場までスエットで出勤するのがマイブームとなりつつある毒舌新人看護師めいです。しかも、そのスエットユニクロで2000円!!なんて快適なことでしょう。
というのも、職場からめいの住む看護師寮まで徒歩5分。朝は寒いし、時間がないしでおしゃれというよりいかに暖かくそして時間をかけずに職場まで出勤するかに着眼したところ、スエットという結論に至りました。スエットにクロックス。そしてマスク。もうおしゃれとは無縁です。女性としての美しさを失っている気がします。でも、デートのときはカラーコンタクトとスカートとトーっても可愛く変貌するんです。
めい、壁にぶつかる
そんなめいですが、いま、めいは1年目の看護師として大きな壁にぶつかっています。それは患者さんとのお別れです。
1つ目:退院して元気になっていく嬉しい別れ
2つ目:この世を去っていくという悲しい別れ
めいの病棟の特徴として化学療法をする患者さんが多くを占めています。治療の関係で何度も入退院を繰り返す人が多いのです。だからこそ、患者さんとは家族のような存在。右も左も分からない頃からのめいの看護師としての成長を常に見守ってくれているのです。
『看護師っぽくなったね』
なんて言われることも♥
1年目のひよっこ看護師にとっては何よりも褒め言葉です。めいはTwitterやFacebookもやっていて、そこで結構毒はいていることもあるんです。でも、意外と職場は楽しいです。もちろん、怖い先輩もいるし理不尽な先輩も沢山います。
でも、でも
患者さんにすごく救われている部分が沢山あります。
『1年生だから、患者さんにも先輩にも気を使って大変でしょう??休日はゆっくり休んでね。彼氏とデートして楽しんでね』
といろんな方に声かけていただきます。
ほんとに患者さまさま。
でも、ここでひとつだけ言わせてください。
ごめんなさい。めい、彼氏いないんです。
あと、患者さんに研修医は彼氏にどうかとか先生かっこいいよねって言われることもあります。
毎回、どうリアクションしたらいいのか困ります。だってかっこいいと思ったことないし、彼氏にしたいとも結婚したいとも思わないんだもん。ふふ
研修医は恋愛対象外…
めいは、研修医のDr.を恋愛対象として見たことありません。なんだろう、めいの病棟にくる研修医の医師はタイプじゃないのかな??笑
なんか、そんな感情にはならないんですよね。看護師という仕事に一生懸命で余裕がないのかもしれない。でも、研修医の先生も看護師と結婚したいとか彼女にしたいとか恋心抱くことなさそう。
特にめいの場合、職場ではずっとスッピンメガネですから。意外と医師って看護師ではなく薬剤師を狙って彼女にしようとしている人多いですよ♥
患者様の全クールの化学療法の治療が終了して、原病コントロールがついた為にもう入院してこないって分かった日。めいはとってもとっても寂しいです。元気になって退院するのは本当に本当に嬉しいことなんだけど、お顔を見れなくなるのはすごく寂しい。だからこそ、外来通院で病棟に顔を出してくれたときはほんとにほんとに嬉しいものです。
そして、もう一つのお別れ。
それはとってもとっても悲しいものです。
余命数ヶ月と言われた患者さん。
患者さんの病気に対する思い、家族に対する思い、この世を去るということへの思いを聞いてるうちに、涙が止まらなくなりました。
看護師として、絶対、絶対泣いちゃだめだって思っていたけれど、涙が溢れて止まらなくなりました。
看護師として、涙を流すということは失格なのかな?そう思いつつ気持ちの制御ができなかったんです。
それでも、患者さんはめいにこう声をかけてくれました。『私のために涙を流してくれてありがとう。』と。
看護師と患者さんは医療者である前に人と人だと私は思うんです。だからこそ、検査結果を見て一緒に喜んだり、一緒に悲しんだりしてしまうこともあります。でも、看護師として感情移入することはやっぱり精神的に辛いことです。看護師の仕事として割り切ることが自分を守るために大事なことだとベテラン看護師に言われています。
多くの患者さんがこの世を去るのに心残りなのはお子さんのことを口にすることが多いです。
まだ幼い娘、自分がいなくなっても元気にやっていけるだろうか。年頃の娘、せめて結婚するまで見届けたかった。そして、結婚している娘、孫の顔を見てからこの世をさりたかった。
私自身も娘という立場であるので、患者さんの言葉が心に響きます。私の母は何を思うのだろう、
そう考えると、早く結婚して孫の顔見せてあげないといけないなという義務感にも襲われてしまうものです。
医療という職場は人の生死が当たり前のように身近にあるんです。だからこそ、余計に結婚と出産、自分の仕事など自分の人生について考えてしまうんです。
めい、デートに行く
先日、めいが学生の頃から大好きだった先輩とデートしてきました。
その先輩は医師のたまごなんですが、めいはむかし、告白したことあるんです。
告白と言っても……
私の中では告白のつもりだったんですが、
LINEのよくある恋愛トークの中で
『好きでしたよ』って。
そしたら、
『う、うれしみ。』
というスタンプだけポーンと送られてきました。
なんやねん、こいつ。って思ったわけです。
それから連絡は取っていなかったんですが、
いつの間にか仲良しの男友達という立ち位置に。
水族館に行ったり、ディズニーランドに行ったりデート?っぽいことをしていました。
でも、私も当時は彼のことが好きなわけではなく、他に好きな人もいたし男友達の先輩として仲良くしてたんです。
ある日…
電車の中でお互いの恋愛観を話していて彼が一言。
『おれ、お前はないわ〜。つき合うとか。。(笑)』
えええええ。いやいや、告白してないし、なんで私振られてるんだってなったわけです。
というのも、彼は女の子に尽くしてもらいたいタイプ。そして、私は男の子に尽くしてもらいたいタイプ。
そんな話をしていたあとです。
友達には冗談でしょ。気にしすぎだよって言われたんですが、めいとしてはぐさっっ。
だって、昔好きだった人ですよ??
『俺、お前と付き合う気ないから変な気おこすなよ』
って予防線はられた気がしたんです。まあ、完全なる私の中での意訳なんですけどね…!!
彼は、今、医学生なわけですが来年医師になるんです。彼がよく言う言葉。
『俺さ、35歳くらいまで遊びたいわけよ。だから、結婚はある程度遊んでから自分より若い子と結婚したい。医師ってだけでモテるって言うのを医師という肩書をもとに実験してみたい。研修医の時なんかいろんな病棟に回るでしょ?やっぱ、看護師とそれぞれの病棟で付き合いたいじゃん(笑)』
なんなんだ、こいつ….
医師という肩書でモテるというのは社会一般でだと思うんです。医療業界では医師は結婚相手として特別人気だと言うわけではありません。実際、看護師で医師と付き合っていたり、結婚している人って意外と少ないんです。
同じ職場だと悪いところしか見えないって言うのもあると思うんですけどね。
彼が医師となり世の中の女性を悲しませないことを祈るばかりです。そして、研修医の彼に看護師さんが惚れないことを心よりお祈りしています。告白してもいないのにふられてしまった
〜新人看護師ブログ「めい」〜(38)完
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